秋のお彼岸

のせてかならずわたしける


 あれだけミンミン鳴いていたセミもどこに行ってしまったのか

うるさく思っていましたが いなくなると寂しくも感じます

9月23日は秋分の日 お彼岸

真東から昇る太陽が真西に沈む

はるか昔から日本の古人たちは そのはるか西方に見える夕日の彼方に

いのちのふるさとを思い浮かべながら 故人を偲んでいかれたのでしょう

この度の法座のご講師は 神戸市 津守秀憲さん

 

 

生死の苦海ほとりなし

ひさしくしづめるわれらをば

弥陀弘誓のふねのみぞ

のせてかならずわたしける

 

 

私たちが阿弥陀さまにお願いをする教えじゃありませんよ

阿弥陀さまがこの私に願いをかけて下さっているんです

浄土に生まれさせ 必ず仏にすると願い はたらき続けておられるんですよ

 

確かに彼岸は故人を偲ぶ日でもありますが

他の誰でもないこの私のいのちの心配をしておられた

阿弥陀さまのお心をお聞かせいただきました