聴無聲

銚子寳満寺の報恩講

寶満寺
聴無聲

徳川家光の時代 江戸の発展にともなって

鰯漁に携わる人々が 銚子や九十九里に移住して来られました

多くは 関西方面からだったそうです

銚子外川の港を開いた崎山次郎右衛門も 紀州のご門徒で

寳満寺建立にもご尽力なさったそうです

多くの醤油醸造家も 紀州のご門徒だと聞いております 

若い頃 戦前の寳満寺の写真を見せて頂いた事がありますが

まるでご本山のように お堀に囲まれた大伽藍でありました

現在は 広大な境内地に新様式のお堂が 桜に囲まれています

今年も 報恩講に出勤させていただきます

 

細雨湿衣 看不見 閑花落地 聴無聲

細雨衣を湿し 看れども見えず 閑花地に落ちて 聴くに聲無し

故に 如来の大悲が お念仏の声となって 届いて下さいます なんまんだぶ