盂蘭盆会
お盆になると ご先祖の霊が帰って来られる
そういって 古くからお盆にまつわる習俗は 様々つたえられています
中には 死者を忌み嫌う意味合いのものも少なくはありませんが
年に一度 この期間を通して 自分の命が 多くの命の積み重ねの上にある事を思い
与えられた命の重みを 味わっていく そうした感性を養うもののようにも感じられます
確かに それは尊いことだと思います
しかし ご先祖さまが帰って来られるのが お盆だというのなら 浄土真宗では 毎日が お盆なのかもしれません
なぜなら 浄土に生まれた方々は お盆の期間だけ帰って来られるのでは ないからです
いつでも どんな時でも 私の元にはたらいていて下さいます
人は去ってもその人の言葉は残る 人は去ってもその人の温もりは残る 人は去ってもその人の微笑みは残る
合わせる手の中にその人は還ってくる 南無阿弥陀仏の声となって還ってくる
という詩があります
ナモアミダブツと お念仏を聞かせていただく時
お念仏を 私の元へ届けて下さった 数多くのいのちを思い 味あわせて頂くのです
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