一向堂公園
ご開山親鸞聖人が 今の茨城県笠間市 稲田のご草庵から 京都にお帰りになる途中
北条氏の要請で 一切経の校合にご助力なさいました
その折 あの有名な鎌倉大仏のほど近く 常葉の坊舎に滞在していらっしゃったそうです
もっとも 未だ造立前の事ですから 親鸞様が大仏をご覧になった事はありません
ただ お住まいであった辺りは 一向堂と呼ばれ 跡地は現在公園になっています
何か由緒書きなど無いものかと 探してみましたが 滑り台とブランコがある以外は 手入れされた広場があるだけです
きっと地元の方々の憩いの場になっているのでしょう ほんとうに閑静なところです
・・・聖人その請に応じましまして 一切経御校合ありき・・・
如信上人からお聞きになった 親鸞聖人の物語を 覚如上人によって書き留められた 口伝鈔の一節に
まだ童子だった 後の執権北条時頼とのエピソードが残されています
他の坊主たちは 魚を食べるとき袈裟を脱ぐのに なぜ 袈裟を着けたまま食事をしているのですか との問いに対して
このような珍しいご馳走にびっくりしてしまい 急いで食べようと思って 忘れて脱がなかったのです
そうお答えになると
そのお答えはウソです きっと深いお考えがあってのことでしょう 私が子供だと思って 軽んじておられる
そう言って立ち去りました
また ある時 同じ問いに対して 今度は丁寧に 命あるものを食すということへの 深いお考えをお話しになりました
どうしてお腹が空くのかな?
さてさて ちょっとランチのつもりで 近くのカフェテラス樹ガーデンに 車を止めさせてもらいました
まずは階段 さらに階段 角を曲がってまた階段 おしゃれな期待感はあるものの どこまで続くのでしょう?
このお店は 階段だらけの大仏ハイキングコースの中にあるのだそうで
お客さんのほとんどは さらに長い階段を登ったり降りたりしながら ここで休んで行かれるそうです
親鸞様も 比叡山のご修行を思い出して 切通しハイキングなど されたでしょうか
まさかね なんまんだぶ
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