表参道駅から歩いて数分の所に 根津美術館がある

雑踏から入り口に足を踏み入れた途端　長いアプローチに沿って 竹が 閑静な世界へ誘ってくれる

梅雨の晴れ間　結婚33年と言う事で出かけてきました

緑滴る木々に囲まれたレストランで遅めのランチ　33年も過ぎると 今更 そんなに会話もないけれど 心地よい時間が流れていく

こんな庭のある家に住みたいね

でも　手入れ大変そうだね

食後のドリンク　カフェラテ？　カフェオレ？

ラテとオレどう違うの？

そんな他愛もない会話

もう少し早く来ていれば 庭の燕子花と同時に 尾形光琳の国宝燕子花図屏風を鑑賞する事ができたのですが 残念

この屏風絵は 伊勢物語 東下りに登場する 三河八つ橋の燕子花をモチーフに描いたそうで

その場面で有名な歌

からごろも　きつつなれにし　つましあれば　はるばるきぬる　たびをしぞおもふ　　歌 在原業平

何となく切ない・・・

かいわなく　きもちつたわる　つうとかあ　はるばるきぬる　たびをしぞおもう　　歌 わたし

何となく納得・・・思えば遠くへ来たもんだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なまんだぶ