築地本願寺の本堂にて
12月8日 築地本願寺で 成道会 じょうどうえ 布教大会が行われました
今から約2500年前にインドの小国の王子であった お釈迦さまは 29歳にして生老病死の苦を超える道を求められました
そして 長い道のりを経て 35歳に菩提樹の下でさとりを開かれたのが 12月8日にあたるそうです
親鸞聖人は 正信偈に 如来所以興出世 唯説弥陀本願海と お示し下さいました
お釈迦さまが この世にお生まれになったのは ただ阿弥陀さまの ご本願を説くためです と言われているのです
どこの誰に説くのかと言えば 今ここにいる 私の為であります
阿弥陀さまは決して ご自身では あなたの為に 私はこんなに苦労したんだ と 誇ることはありませんが
一向に阿弥陀さまのご苦労に気付かずにいる私の為に 仏と成られた お釈迦さまは 大無量寿経 という お経を説いて下さいました
大無量寿経 という お経には阿弥陀さまの ご苦労が説かれています
それはまるで 子供の頃のアルバムの様なものです
親にお風呂に入れてもらったり ご飯を食べさせてもらったり お腹の中にいた頃の写真など
アルバムには自分では覚えていない様々な親の姿の写真があります
大無量寿経 には 私が覚えていない昔から
私の親となり 私を想い そして今も 育てて下さっている阿弥陀さまの お姿が説かれています
仏と成られた お釈迦さまが お出ましにならなければ 阿弥陀さまの ご苦労にも気付かずにいた事だと思います
今回の 成道会をご縁に 阿弥陀さまのご苦労を 味あわせていただきました
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