宗政報告会
「宗政報告会」が 築地本願寺でありました
本願寺派の国会にあたる“宗会”の議員方や
内閣総理大臣にあたる“総長”が
「浄土真宗本願寺派」を どう運営してきてたか どう運営していくのかを報告して下さいました
大遠忌での収支報告 都市開教の現状と課題や
築地本願寺にコールセンターを設ける案
本願寺をライトアップする案など 様々な案を説明していただきました
他には 本願寺派が行ったアンケート結果の載ったプリントをもらいました
「宗門に期待することは何ですか?」という問いに 6,450名の方は 以下の回答をしました
1位「人々の苦悩にこたえる宗門であってほしい」(48,2%)
2位「社会の動きに対応できる宗門であってほしい」(35,5%)
3位「現代に対応する教学を確立した宗門であってほしい」(28,2%)
1位の「人々の苦悩にこたえる宗門であってほしい」を見ますと ある言葉を思い出されます
「学仏大悲心」という言葉です
大阪にある行信教校という仏教の学校の案内に 梯和上の言葉が 掲載されています
「行信教校の百余年の歴史を貫いて流れる建学の精神は、「仏の大悲心を学ぶ」という一語に尽きます。それは善導大師が仏道を歩む人をたたえて「仏の大悲心を学びて長時に退くことなきひと」といわれた言葉に依っていました。仏道を学ぶということは「大慈悲心」である仏陀の御心を学ぶことだったからです。慈悲の「慈」とは、すべての者に愛欲と憎悪を超えたまこと平安を与えようと願う心であり、「悲」とは、すべてのものの痛みを共に痛む、痛みの共感を意味していました。阿弥陀仏とは、このような大慈大悲の心をもってすべてのものを包み、愛欲と憎しみを超えた怨親平等の浄土へと導きたまう如来でした。ひるがえって私どもを取り巻く現実は、おおよそ如来のお心とは真反対の在り方をしています。自己中心の想念をもって、自分達に都合がいいか、邪魔になるかでことの是非、善悪を判定し、利益になるものは際限もなく取り込み、邪魔者は正義の名において抹殺しようとして、互いに憎み合い、恨みあって、果てしない抗争に明け暮れています。こうした中で、仏の大悲心に呼び覚まされて、怨親平等の浄土こそ真実の世界であると信知し、自分だけの幸せを求めている自分の愚かさに気づかせていただき、少しでも仏意にかなった生き方を学ぼうと努めているのが行信教校なのです。 梯實圓」
今回の「宗政報告会」で 再度「学仏大悲心」という生き方の大切さを確認し
今後とも阿弥陀仏に向き合って生きていきたいと思わせていただきました
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