浄土真宗のご門徒であれば、お月忌(がっき)の事は、ご存じだと思います。毎月々のご命日に、お寺さんに来てもらって、お参りをします。ですから、月参り(つきまいり)とも言います。所によっては、お逮夜(たいや)とも言ったりします。
月に一度といっても、住職にとっては、毎日のことですから、一番苦労の多いお参りでもあるのです。
お勤めの間は、お仏壇の脇に、こっそりお供えしてありました。
こっそりといいますのは、お酒は元旦にしか、お供えしないものだからです。
それでも、先立たれたご主人が、お酒の好きな方でしたので、時々こうしてお供えしていらっしゃるのです。ご主人への思いからの事ですので、止むに止まれぬ切なさを感じます。
お仏壇で、旅の奉告参拝をなさったのでしょうね。

そのような訳で、お寺の仏さまにもこっそりお供えして、なんまんだぶ。
お下げしたら、庫裏(くり)の食卓に並ぶことと成りました。
重たかったでしょうに、ご馳走様です。
今夜は、ちいさな瓶を味見することにします。
ありがとうございます。
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masanori wakimoto (土曜日, 14 6月 2014)
外国のお酒は、一口飲むまえに勇気がいります。香りがどうも苦手だったり好きだったり