花まつりは、お釈迦様の誕生を祝うお参りです。
誕生仏をご安置した花御堂に、お花を飾って、
甘茶で灌仏(かんぶつ)します。
お祝いの法要なので、赤いロウソクにしました。
仏法に遇わせて頂いた歓びを表しています。
お花は、門信徒会のご婦人方が支度して下さいました。
お勤めの後、キーボードによる「花まつりの歌」や「花まつり行進曲」などの演奏をバックに、
ひとりひとり灌仏しました。
ご講師の小野島良顕さんは、今戸の称福寺さんです。
隅田川のそばに建つ、古くからのお寺さんです。
毎年桜の頃になると、多くの方が隅田川の花見を楽しまれるのだそうです。
そういえば、隅田川の花見を題材にした落語が幾つかありますね。
この度は、「自在の救い」というお話をして下さいました。
親鸞様の750回大遠忌法要に際して、
御本山から「拝読 浄土真宗のみ教え」が刊行されましたが、
その中に、「自在の救い」という項目があります。
念仏申し浄土へと先だっていかれた方々は、この世界に
かえり来て、私たちを念仏の教えに導いてくださっている。
親鸞聖人は仰せになる。
安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては
釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなし
浄土で 仏となった方は、大いなる慈悲の心をおこして、
迷いのなかで苦しむすべてのものを救いたいとはたらき続
ける。さまざまな縁を通して私たちを仏前に誘い、仏法
聴聞を勧めてくださっている。そのはたらきは、釈尊が
巧みに人々を教化されたように、自在であり限りがない。
私たちは、多くの先人たちの導きによって、同じように
浄土への道を歩ませていただく。この道は、凡夫が浄土で
仏となり、自在の救いを 行うことができる尊い道である。
味わい深いお話しです。
花まつりが、先立たれた方々を偲ぶご縁にも成りました。
なんまんだぶ
落語にまでは成っていませんが、無量寺のそばにある浜田緑地の桜も満開見事です。
先程まで、ご近所の方たちがお花見で盛り上がっていらっしゃた様子です。
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